平成8年、当時廃業していた1768年創業の「月の井酒造」という酒蔵を、
青果流通で財を成した竹田正人氏が買い取って創業したのが「天法酒造」の始まりです。
歴史ある蔵も多い日本酒業界のルーキー。
酒造りが長年の夢だったそうですね。
その夢を高いレベルまで持っていくために杜氏として招いたのは、
平成7年に磯自慢を引退されていた瀬川博忠氏。
説得してなんとか来て頂いたのだとか。
そのおかげで「天法」は一気に有名酒銘の仲間入り。
ちなみに、「天法」の由来は、
「人生を天に則る」や「天の教えに従う」という意味の
社長の好きな墨子による言葉なんだそうです。
仕込み水は千曲川伏流水。
商品名 | : |
天法 純米吟醸 生・無濾過 |
原材料名 | : |
米、米麹 |
精米歩合 | : |
麹米45%、掛米49% |
アルコール分 | : |
16度以上17度未満 |
杜氏 | : |
瀬川博忠 |
価格 | : |
¥3150(1800mL) |
製造年月 | : |
2007年2月
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購入場所 | : |
はせがわ酒店 |
楽天 | : |
わたなべ酒店
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開封日 | : |
2007年9月2日 |
初めて飲んだ天法は、「大吟醸 出品酒斗瓶囲い」。
いや〜このお酒には感動しましてねぇ。
甘味凝縮のゴージャス感が琴線に触れました。
それ以来、天法との出会いを心待ちにしておりました。
そして、この天法を購入してからも、
いつ開けようかと思って冷蔵庫で出番を待たせていました。
いよいよその時がやってきて、開栓。
大吟醸で気に入った部分は甘みの濃縮感でしたが、
こちらもその面影はありますが、アルコールを強く感じました。
少々、平均的なお酒よりも度数が高い傾向にありますが、
旨味で隠れませんね。
と言ってもやはり美味しい。
どんどん盃が進み、いつの間にか一升瓶が空になっていました。
ところで、全然話は変わりますが、
「天法」と打ち込もうとして「てんぽう」を漢字変換したところ、
「天保」の文字が出てきました。
黄綬褒章を受章されている喜多酒造の天保正一杜氏の苗字は、
「てんぽ」でなくて「てんぽう」と読むんだったんですね。
間違えて覚えていた。
確かに、元号で出てくる「天保」は、
「天保の改革」など「てんぽう」と読むもんなぁ。。。