創業は江戸時代中期の文政年間(19世紀前半)。
代々造ってきた酒銘は「泉川」だが、
現在では「飛露喜」という酒銘も商品に加わっています。
「泉川」は県内向けの酒で、「飛露喜」は県外向けの酒とのこと。
一時は廃業までも考えたそうですが、
この「飛露喜」によって大ブレイクしたそうです。
人気銘柄「飛露喜」を造ったのは9代目となる廣木健司さん。
高齢を理由に杜氏が蔵を去り、
翌年の父の急逝により30歳という若さで社長兼杜氏になった方です。
その9代目が背水の陣で望んで生み出したのが「飛露喜」というお酒。
東京都多摩市の小山商店のアドバイスによって生まれたそうです。
商品名 | : |
飛露喜 特別純米 無ろ過生原酒 |
原材料名 | : |
米、米麹 |
精米歩合 | : |
55% |
アルコール分 | : |
17度以上18度未満 |
価格 | : |
¥2430(1800mL)、¥(720mL) |
製造年月 | : |
2006年12月
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購入場所 | : |
はせがわ酒店 |
開封日 | : |
2006年12月23日 |
今年も出ました飛露喜の無ろ過生原酒!
このお酒は私のベースライン。
3・4年前、居酒屋でコレを見つける度に飲んで店の管理状態を確認していたほど。
あればひたすら飲み続けていましたねぇ。
最近では行く居酒屋が変わってラインナップになかったことと、
様々な種類を確かめたかったから買ってもいませんでした。
飲みたくなった時には品薄状態だったし。
だから久しぶりのご対面♪
久しぶりに出会った飛露喜くんはワイルドでたくましい。
最近は綺麗なお酒を飲んでばかりいたので、
荒々しいとまで感じる味わいにしばらくは戸惑いました。
そして嗜好をベースラインに戻すべく飲み続ければ、
派手なインパクトや濃厚な旨味に再びとりこ。
荒々しい旨味の凝縮感は独特ですなぁ。
まさに飛露喜の代名詞。
ちなみに、このお酒は、小山酒造に最初に試飲してもらった際の「薄っぺらい」との感想を受け、
ワイン好きだった廣木健司氏がフランスの白ワイン「シャブリ・レ・クロ」を飲んだ際に受けた
味の凝縮感をイメージして作ったそうです。
私としては逆に「無ろ過生原酒」の凝縮感の元となった「シャブリ・レ・クロ」とやらを
飲んでみたいですねぇ。
商品名 | : |
飛露喜 特別純米 かすみざけ |
原材料名 | : |
米、米麹 |
精米歩合 | : |
55% |
アルコール分 | : |
17度 |
価格 | : |
¥2730(1800mL) |
製造年月 | : |
2006年11月
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開封日 | : |
2006年12月26日 |
一昨昨日、折角、飛露喜の「無ろ過生原酒」を飲んだのだから、
昨日は「かすみざけ」を飲んで比べることにしました。
初しぼりということで飛露喜の新酒ではあるのですがバッチリ旨味が乗っています。
一口目からウマッて言っちゃった。
無ろ過でも原酒でもないと言うことで、
「無ろ過生原酒」の凝縮感を取り除いて飲みやすくした感じ。
年1回の少量生産なのが勿体ないですねー。
とても美味しかったので、
調子に乗って一人で一升を開けちゃいましたよ。
一升も飲めるもんですね。